ラッピングの役割と魅力とは
贈り物を贈る際、ラッピングは欠かせないものです。ラッピングひとつで印象が大きく変わってしまうため、ラッピングに対するこだわりが強い方も多いのではないでしょうか。ラッピングの役割といえば「プレゼントの印象を良くする」というイメージが強いですが、それだけではありません。
ラッピングの本来の役割
日本では古くから贈り物の文化が根付いていますが、ラッピングの本来の役割はご存知でしょうか。オシャレで華やかなイメージが強いラッピングは、本来は品物を傷や汚れから守るためのものでした。
日本は昔から「神様へのお供え」が行われていましたが、お供え物は直に置くと汚れてしまうため、敷物を敷き、上にはホコリよけを被せて扱っていました。これこそがラッピングの原点なのですが、時代が流れるに連れてラッピングの役割も変わったのです。
なお、日本のラッピング技術は世界的に見てトップクラスの美しさとされていますが、それは古来より伝わる日本特有の「心遣い」があるからかもしれません。
贈る側の感謝を表す
贈答する理由は人それぞれですが、ラッピングは「感謝の気持ちを表す」という役割も持っています。例えば、ラッピングにおいては色の組み合わせが重要視されていますが、組み合わせ方によっては感謝の気持ちを強調させることができます。感謝の意を表すのに適している色は「緑」なので、緑のラッピング用紙やリボンを取りいれることで、感謝の気持ちがこもったラッピングができ上がります。
なお、緑は色の系統でいえば寒色系に該当するので、青やグレーなど同系統の色と相性が抜群です。ピンクや赤と比べると落ち着いた仕上がりになりますが、父の日や母の日、敬老の日など、日頃の感謝を込める場合には最適です。